手作りってなんだろう

みなさんにとって「手作り」ってなんですか(^^)?


この問い、10人いれば10個の答えがあるんだろうな。
そんな話題でフリートークしてみたいものです。 


私は、究極的には便利な道具がなくても望むものをゼロから生み出せる術だと感じています。

 
食で言えば、電子レンジや便利家電がなくても作りたいものを作れること。
 

裁縫で言えば、ミシンやキットがなくても作りたいものを作れること。
 

「それらがなくなったら作れない!」は悔しいじゃない??

もちろん便利な文明を否定しているわけではなく。
電子レンジや炊飯器を持ってない私ですが、冷蔵庫、洗濯機は使うしミシンも重宝しています。

 
ただ、「それらがなくなったら作れない!」は悔しいじゃない??


最近は電子レンジを使うレシピを頻繁に見かけますが、電子レンジが壊れたら作れなくなるのでは、
それってスキル体得にはなり得ない。

 
ぬいぐるみの裁縫キットは便利。
だけれど、キット無しで可愛いテディベアを作れるスキルこそ一生物じゃない?


便利なものにあやかるって、
時として「スキル体得をはばむ」そんな落とし穴があるな〜って思うのです。
 

「発酵器が壊れたら醸せません」では残念すぎる…

これ、糀(麹)醸しにも言える。

  
現代では便利な発酵器がありますね
温度と時間を管理してくれるから安定して糀ができる。


ちなみにこれは業務用発酵器。
一度に何十kgもの糀が作れるので大量生産が叶うわけです。(一台100万円以上!)

 
家庭用発酵器も業務用発酵器も現代の発酵ブームを支えてくれているありがたい機器ですが、
「発酵器が壊れたら醸せません」では残念ですよね・・・。

 
以前大手味噌屋さんの工場見学に行った事があるんですが、そこではまさに業務用発酵器での大量生産。
  

担当するスタッフさんに、「発酵器が壊れたら皆さんで醸すんですか?」と質問したら、


「僕らは発酵器での作り方しか知らないんで、発酵器が壊れたら何もできないですね」

と返ってきました。


残念な気持ちになりましたが、これって便利になり過ぎた現代の象徴なんだろうなって思うんです。

   
炊飯器の炊飯ボタンは押せるけど無しではご飯の炊き方が分からない。


洗濯機のスタートボタンは押せるけど、汚れの落とし方は分からない。 
 
 
私たちは、「知っているようでできないこと」がたくさんあるんじゃないかな〜。


◯◯がなくても自分の手で作れる

私が『醸布®(かもふ)』を作ったのはこの想いもきっかけなんです。


◯◯がなくても自分の手で作れる


この最強の術を身につけたい!
子どもたちにもそんな姿を見せたい!


この想い。

 
便利な東京から長野の山手に移住しお米づくりを始めたのもそう。
買う術だけでなく、作れる・生み出せる術を身につけたかった。

子どもたちと、大切な食べ物がどうやってできているかを肌で感じたかった。


『醸布®』にはそんな想いを込めているんです(*^ー^*)


温度管理機能もタイマーも付いてない醸布®は、醸し手の五感がキーになる。


菌の声を聴きながら、五感をフル活用して醸すんです。

 
だから気づき多き3日間になるし、愛着のこもった食べ物になる。
 
 
そして、生きたスキルが身につくから例え醸布®がなくなっても代用品で糀を醸す発想力も生まれる!


炊飯器やヨーグルトメーカーなしでも甘酒や発酵調味料を作れるようになる!

 
醸布®での醸しを通して、「◯◯がなくても自分の手で作れる」視点とスキルが育つんです(*^ー^*)

母親として子どもたちに授けたい 「生きるチカラ」

これって、母親として子どもたちに授けたい「生きるチカラ」でもあると思うんだ。


だから、我が子の生きるチカラを伸ばしたいたくさんの方にここはこに出逢って欲しいし、
醸布®を手に取って欲しいなって思うのです。


昨日出麹した糀さん。
この糀たちは九州に嫁ぎます(^^)


 
ゼロから醸せて、さらにそれが必要とする方に届きその方の健康のお手伝いになる。


自分に誰かを喜ばせる術があるって嬉しいですよね。
 

  
ここはこでスキルと視点を身につけ、
届け手さんになる人が増えたら家庭の食が、世の食が変わっていくな(0^0^0)

PROFILE

大島 さとこ
大島 さとこ
菌たちのチカラを借りながら、この手で食べ物を変化させる楽しさ。
発酵は、この手を、感動を生み出す“魔法の手”に変えるアクションです。
可能性無限大の発酵の世界を、いろんな角度から一緒に楽しめたら幸せ!
そんな想いで言葉を綴っています。