甘いものを操る道①:アイスの違いって??


大なり小なり、
皆さんにとってもアイスって
気になる存在ですよね、やっぱり



さて、1回目の今日は
アイスの分類を見ていきましょう。



「アイス」を読み解こう


アイスは大きく

「アイスクリーム」
「アイスミルク」
「ラクトアイス」

そして
「氷菓」
の4つに分類されます。



違いは何かというと、
使われている乳固形分
の使用割合。

 

表の順番に、
一番多いのがアイスクリーム。


次がアイスミルク。


そして一番少ないのがラクトアイス。



これだけ見ると
「ふ〜ん、で??」
ですよね(笑)。



大事なことは、
このパーセンテージのカラクリです。



乳固形分と「対」として
使われている材料は何だとおもいます?

答えは!

そう、油!



そしてもう一つ

砂糖や人工甘味料など
の糖質!





乳固形分を減らす一方で、
油を加えて舌触りの良さを出したり、
乳の甘さが薄い分を糖質で足す。


さらにコクも薄いから添加物で出す
という構造なんですね。




アイスクリームは
「乳固形分15%以上」


ということは、
全体の75%以下は
乳以外の材料を使って作られています。



これがラクトアイスに
なると乳固形分3%以上だから

97%以下なら
乳以外のものを使ってOKと
いうことになるわけです。



100分の15と
100分の3。

その差5倍!
この違いは大きいですよね!


 

この時に使われる油は
「質の良い」とは言えない油
であることは容易に想像できます。



より安い材料で甘くて美味しいアイスを
作ることが「企業努力」なんですね。


う〜ん、素直に喜べない(笑)!




スーパーやコンビニに行った際には、
ぜひいろんなアイスの表示を
見てみてください。



氷菓は別として、
3つの中の「◯◯◯◯◯◯」
が圧倒的に多いことが
分かるはず(^^)


これは、
よく買われるメジャーな
大容量系のアイスも然り。




ほてった身体にヒンヤリ涼んで
口は幸せですが、
実際は大量の油と糖質を摂取している
わけで身体は・・・なんですね(;_;)




これらから、
企業が「健康重視」でなく
「売り上げ重視」
「原価率重視」
であることが見えてきますね。


なるほど、
ハー◯ン△ッツが
高いわけだ(笑)。



皆さんの買い物がより深まり
楽しくなりますように(^^)!

PROFILE

大島 さとこ
大島 さとこ
菌たちのチカラを借りながら、この手で食べ物を変化させる楽しさ。
発酵は、この手を、感動を生み出す“魔法の手”に変えるアクションです。
可能性無限大の発酵の世界を、いろんな角度から一緒に楽しめたら幸せ!
そんな想いで言葉を綴っています。