知ることで変わる消費行動

毎日食べているお米やお野菜、食卓を彩ってくれる果物たち。


手に取るまでにそれらがどんな時間を過ごしてきたか、考えたことありますか?

「これ高いな〜!」
「安い、ラッキー!」

値段が一つの指標になるのは当然の心理。
 
 
けれど、その裏にある「作り手の想いや労力」にも目を向けて欲しいのです。

農業はギャンブルだ

「農業はギャンブルだ」

そんな表現をする人がいます。
 

初めて聞いた時は「え〜〜〜!?」って思ったけれど、妙に納得したものでした。


農機具、ビニールハウス、種。収益を上げようとするほど莫大な先行投資がかかる。


けれど、収益の保証は、ない。


炎天下で汗を流し、何時間も何日も田畑に出て
育てた作物も天変地異があれば一瞬にして失うのです。


我がこめる農園のお米も、全国の果樹農家さんも、収穫は「年に1回」。


その1回の収穫がパアになれば農業資材などにかけたお金は回収できないわけです。


そして、無事収穫できても買い叩かれる。


高く売られているブランド銘柄も作り手である農家の収入は
1kg100円にもならない現状があることを知って欲しいな。

顔の見える売り買いを!

「じゃあどうする?」


顔の見える売り買いを!
 
 
ネットの普及やメルカリなどの媒体により直接販売している農家さんも増えています。


直接売買することで中間マージンを省け、買い手はお手頃な値段で買え、売り手は真っ当な収益を得られます。


中間流通業者にも存在意義がある訳で一概に非難するものではないですが、不当な搾取はやっぱり違う。 
  
 
大前提として生産者へのリスペクトがそこにはあって欲しい。

  
作る人がいないと、そもそも流通することも食べることもできないのだから。


生産者は今日も淡々と現場で作業しています。
私たちは愚直に作り続けるから、皆さんに買い支えて欲しい!!

広い判断力を持って  食から家族を支える母に!

ここから発酵ラボでは月2回、早朝に勉強会を開いています。


食品添加物のことやメディアでは流れないネタを取り上げたり、
テーマを決めフリーディスカッションしたり。


「視野視点を広げ、踊らされない軸を持とう」

「広い判断力を持って食から家族を支える母に!」

などといった想いを軸にしています。


昨日は梅農家であるメンバーさんが現場からの貴重な声を届けてくれました。
 
 
こういう現場の声つなぎ、もっとできたら良いな!!

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PROFILE

大島 さとこ
大島 さとこ
菌たちのチカラを借りながら、この手で食べ物を変化させる楽しさ。
発酵は、この手を、感動を生み出す“魔法の手”に変えるアクションです。
可能性無限大の発酵の世界を、いろんな角度から一緒に楽しめたら幸せ!
そんな想いで言葉を綴っています。