【レシピ】発酵あんこ&発酵羊羹

日本人は、世界的に見ても「メディアに影響されやすい人種」です。

ひとたび「◯◯が良いよ」とTVや新聞が言ったら、みんな我先に!と買いに走り、
その日の午後や翌日には店頭からごっそり無くなりますよね(笑)。


正直な気持ち、「いやいや、ちょっと考えようよ」と言いたくなります(^^;)


流行らせるのには訳がある。
駆り立てるのにはウラがある。


冷静に分析して、自分に合うか合わないかも見極めて、
そして初めて、取り入れるかどうか決める。


これは食に限らず、すべてのことに通じますね。


踊らされて考えずに手を出して、何か後悔が生まれてからでは遅いんだ。


見極めて選び取る自分軸を持ちたいものですね。


そのためにも日々勉強、日々研究(*^ー^*)!

ということで!
糖質OK遺伝子さん、
超OK遺伝子さん、
NG遺伝子さんどのタイプにもオススメな発酵スイーツである『発酵あんこ』を ♪


「あんこ」というと小豆と砂糖で作るのが一般的ですが、
糀の糖化力を利用して砂糖なしで糀と小豆であんこを作る方法です。


知名度上昇中の方なので、作ったことある方も多いかな?


なので、発酵あんこだけでなくそこからのアレンジとして
『発酵羊羹』もご紹介しますね(0^0^0)



<材料>

・生米糀      200g
・小豆       200g
・水      100ml
 (乾燥糀の場合は200ml)
・天日塩 小さじ1/4


<作り方>

①鍋に多めの湯(分量外)を沸かし、軽く洗った小豆を入れ中火で5分ほどゆでる


②火を止め、蓋をして30分ほど蒸らす


③ザルにあげ、湯をしっかり切る  これでアク抜きと渋抜き完了☆


④鍋に改めてお湯(分量外)を沸かし、小豆を入れて火にかける



⑤沸騰したら弱火にし、小豆が柔らかくなるまで30分〜1時間ほど煮る
 (品種によって差があります)
 ☆途中水分がなくなるようなら水(分量外)を足してね!


⑥小豆が指で簡単につぶれるくらいになったら塩を加え、少し煮詰めて水分を飛ばしてください


仕込み(発酵)

⑦ゆでた小豆と米糀を炊飯器に入れてよく混ぜ、水を加えてさらに均等になるようによく混ぜる



⑧炊飯器のフタはせずに、釜の上に濡らして固く搾った布巾をかぶせる



⑨「保温」をオンにして、6〜8時間保温状態にして発酵させる
 2時間おきくらいに混ぜるとよりムラなく発酵します


⑩柔らかくなり甘さが出ていれば出来上がり☆


糀の状態や水分量で出来上がりのゆるさ(硬さ)が変わります。
好みの割合を見つけてくださいね(^^)



<★ここから発酵ラボメンバーの方>

もちろん醸布®を使っても作れます ♪

「早起こし製法」の要領で、温度と時間を調整して甘みを引き出します。

非電化の発酵あんこ、是非作ってみてくださいね!


「糀のつぶつぶ感があんこっぽく見えない」という声もあるので、
その時はブレンダーなどでペースト状にするとあんこ感出ますよ〜 ♪


楽しみ方として

・あんことして食べる
・硬めに作って大福などにする
・緩めに作ってお汁粉にする
・アイスバーを作る容器に入れて
・あずきバーを作る


などいろいろあります(^^)


が!


お子さんの中には「これはあんこじゃない!」って抵抗を示す子もいます〜〜〜!!


そんな家庭にオススメなのが「発酵羊羹」へのアレンジ!

「発酵羊羹」

そのままの甘さでも良いし、甘味を足して調整するも良し!



<作り方>

①発酵あんこをブレンダー等で丁寧にペースト状にする


②鍋に発酵あんこを入れて、弱火にかけながら米あめや糀あめを足して粘りと甘味を加えよく混ぜる
 粘りが加わることでより羊羹ぽさが出ます(^^)


③粉寒天を加え、混ぜながら一煮立ちさせたら火を止める


④型に流し込み粗熱を取る冷めたら冷蔵庫へ入れて固める


⑤型から抜けるまでに固まったら出来上がり!



発酵あんこに抵抗感が出る場合でも羊羹にすると美味しく食べられるケースが多いです(*^ー^*)


あんこの緩さや量、求める甘さが人によって違うので甘味と粉寒天の量は一概に言えないので、
やりながら加減してくださいね〜。

 

 

 

 

 

 

PROFILE

大島 さとこ
大島 さとこ
菌たちのチカラを借りながら、この手で食べ物を変化させる楽しさ。
発酵は、この手を、感動を生み出す“魔法の手”に変えるアクションです。
可能性無限大の発酵の世界を、いろんな角度から一緒に楽しめたら幸せ!
そんな想いで言葉を綴っています。